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夏の日の思い出

子供のころ、
夏休みになると
近所の神社でよく遊んだ。

遊び疲れると、
木陰のコンクリートに座って
脇を走る国道を眺めていた。

青い空、白い雲。
頭上には緑の木々。

真っ黒なアスファルトから沸き立つ陽炎の向こうから
いろんなクルマが走ってきては、
目の前を通り過ぎて行った。

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田舎ではあったが、一応幹線道路。
お目当てのスーパーカーが通ることもあった。
そんな時は、決まって
見られなかった友達に自慢したものだった。

そんなある日。
一台のオートバイが走ってきた。

おそらく相当な距離を走ってきたのだろう。
薄汚れたTシャツにジーンズ。
オートバイ自体も汚れている。
リアシートには、キャンプ道具らしき満載の荷物。

当時、オートバイには全く知識も興味もなかったが、
なぜか、とても気になった。

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ライダーもこちらに気が付いたのだろう。
目の前を通るとき、小さく手を振ってくれた。

こちらもあわてて手を振り返すと、
その背中は、あっという間に小さくなって
遠く、コーナーの向こうに消えて行った。




その時、思った。



いつか自分も、走り去る側になりたい。

ひたすらにバックミラーに消えていく景色を
眺めている側になりたい。

今思えば、
「夏、青い空、白い雲、オートバイ」が好きなのは、
その時の記憶の欠片が
自分も気づかないどこかに
未だに引っかかっているからかもしれない。








人間は変わる。


変わっていくものだし、変わらなくてはいけない。

無くしてしまうものは、無くしてしまっても構わない、
と思ったこともあった。

でも、変えなくてもいい、、、
変わってはいけない部分も必ずある。

無くしてしまってはいけないものが必ずある。

たとえばそれが、
他人にとってはどうでもいいような、
ほんのちいさなちいさな欠片であっても。




まだ、、、
ほんの少しだけ手を伸ばせば届くはず。


走り去る側に居るために。







※写真はイメージです。文中の場所とは関係ありません。

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コメント

走り続けましょう。
自らの意志で下りることを決心するその時まで。

涼しくなったらどこか行きたいですね^^

投稿: けん | 2012年9月 9日 (日) 22時33分

●けんさんへ

走り続けます!
走れないときは、無理せず
休み休み行くのもいいかも知れません。

そうですね!
そろそろ涼しくなってきたので。
カレーの季節ですね(笑)
また行きますか♪

投稿: エリミ | 2012年9月11日 (火) 00時09分

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